TUTORIAL — 作り方3 画像トレースで作る

写真・イラストから型を作る(画像トレース)

紙に描いたイラストや AI で作った線画から、クッキー型とスタンプを作ります。

このレッスンで作るもの
イラスト1枚から、型(カッター)+絵のスタンプのセット
所要時間: 約10分 / 使う道具: 左の 画像トレース
このレッスンでおぼえるキー 作業の効率化のために、ショートカットキーはぜひ覚えてください。英字入力になっていることを必ず意識してください(Windows は ⌘ を Ctrl に読み替え)。
Bエンボスブラシ
⌘Bスタンプ台ブラシ
⌘E台の消しゴム(ブラシ中は ⌘ 長押しで一時切り替え)
大きさの決まり(いちばん大事) クッキーの大きさ=型の刃の内側です。画像トレースで決めた高さ・幅は、そのまま刃の内側の寸法になります。あとで「型とスタンプ台のすき間」を変えても、クッキーの大きさは変わりません。スタンプ台のほうが内側に縮みます。

① イラストを用意する

左の 画像トレース を押します。手持ちの画像は 01-3 の枠にドロップするか、タップして選びます(PNG・JPG。背景が白だといちばんきれいに取れます)。

絵がないときは AI で線画を作ります。

  1. 01-1 プロンプトをコピークッキー型向けの線画を頼む文(プロンプト)をコピーします。
  2. 01-2 AI に貼り付けるChatGPT などに貼ると、デザイン・ノズル径・大きさを1つずつ聞いて線画を作ります。会話は日本語です。
  3. 01-3 出来上がったイラストを選ぶ保存した画像をドロップして、次の画面へ進みます。
画像トレースの最初の画面。01-1 プロンプトをコピー・01-2 AIで生成・01-3 イラストを選ぶ
最初の画面。01-3 の枠に画像をドロップ

② 01 対象を切り取る

使いたい所をドラッグで囲みます。枠は動かせて、辺で広げられます。背景は次の画面で消せるので、少し大きめに囲んでかまいません。囲めたら 次へ。

01 対象を切り取る画面。イラストが表示されている
01:使う所をドラッグで囲む

③ 02 白黒を仕上げる

右上でスタンプの種類を選びます。

種類向いているとき
イラストスタンプイラストの線をそのまま凸の模様にしたいとき
アイシングスタンプアイシングの下書き用。最低限の線だけを残し、絞る位置の目印にする(細い線や文字が消えても仕様です)
エンボスのみ白黒をそのまま使いたいとき

大きさと仕上がりを決めます。

設定内容
高さ・幅型の刃の内側(クッキーの縁)の寸法。縦横比は元の絵のまま。大きさはここで決めます
線の太さこれより細い線だけを、この太さまで太くする(細すぎて印刷できない線を防ぐ)
補強これより狭いすき間を埋める(細すぎ・ワレの防止)
角の丸め尖った角だけを丸める
余白スタンプ台の縁からイラストまでの距離。大きさは変えず、イラストを少し小さくする
型とスタンプ台のすき間スケッチに追加すると、本体の断面の「型とスタンプ台のすき間」にもそのまま入る

下の 白黒の調整 で、線の拾い方を整えます。

設定目安
しきい値白と黒の境目。上げると細かい所まで拾う
粒を消す小さなゴミや点を消す
解像度細かさ。基本は 100、細い線が欠けるときに上げる(上げるほど重くなる)
エッジをなめらかに・線を太らせるガタガタの縁を整える/線を全体に太くする

白と黒が逆に取れたときは、絵の右下の 白黒反転 を押します。細い部分を赤で表示 をオンにすると、印刷しにくい細い所が赤くなります。左の道具の B(ブラシ)・E(消しゴム)で、描き足したり背景を消したりできます。

白黒の見かた 黒=スタンプ台、白い線=エンボス(03 で凸になります)。
02 白黒を仕上げる画面。右にスタンプの種類と大きさの設定
02:右上でスタンプの種類、その下で大きさと仕上がり

ブラシで直す:白黒を手で直したいときは、B(エンボスブラシ)・⌘B(スタンプ台ブラシ)・⌘E(台の消しゴム)を使います。ブラシを使っている途中で ⌘ を長押しすると、その消しゴムに一時的に切り替わります。

④ 03 役割を決める

絵が面ごとに色分けされます。面をクリックするたびに役割が切り替わります。

色役割
グレースタンプ台(生地に当たる面)
赤(ポピー)エンボス(凸に立ち上がる模様)
白穴(貫通)
点線使わない

右の つくるもの で、スタンプとカッター(型と絵のスタンプのセット)か エンボスのみ を選びます。凸と凹を入れ替えるときは 台とエンボスを反転 を押します。

03 役割を決める画面。面がグレーと赤で色分けされている
03:面の色=役割。クリックで切り替え

「河口」をせき止める

白い溝が図形の外までつながっていると、その面は閉じた輪郭になりません。開いた口(河口)を線でふさぎます。プレビューでは、河口に小さな赤い点が付きます。

白い溝が外へ開いた河口に赤い点が付いている
赤い点=河口。ここで白い溝が外とつながり、面が閉じていない
  1. 鉛筆ツールPを選ぶ左の道具の一番下、鉛筆アイコンです。
  2. 溝の口を横切る線を引く赤い点のところで、溝をまたぐ短い線を引きます。端はいちばん近い輪郭に自動で吸着します。
  3. 緑のチェック で確定溝がせき止められて面が閉じ、赤い点が消えます。

⑤ スケッチに追加する

スケッチに追加 を押すと、型とスタンプがスケッチに置かれます。刃の内側は ③ で決めた大きさになります。3Dで確認して、STLに書き出します。

大きさを変えたいときは「画像から再編集」 スケッチで拡大・縮小すると、線の太さや余白も一緒に変わります。画像トレースに戻って高さ・幅を直します。
スタンプ台が絵より小さくなったら すき間や縁取りの棚の幅を広げると、スタンプ台が内側に縮みます。縁の近くの絵が削れそうなときは、右のパネルに赤字でお知らせが出ます。
スケッチに追加したあとの画面。左に型の線、中央に3Dの型
スケッチに追加すると、型とスタンプが置かれる

⑥ もう1つの方法:下絵を敷いてなぞる

線を自分で描き直すときは、左の 画像読み込み で画像をスケッチに敷き、上からスプライン(S)やペンでなぞります。下絵はSTL にも保存データにも含まれません。

できあがり

イラストを選ぶ → 囲む → 白黒と大きさ → 役割 → スケッチに追加。縁にフリルなどの模様を付けるときは 縁取りエンボス へ。